20代・留学の体験

20代の前半、1年間アメリカに留学した事がある。
当時の経験を振り返って書いてみよう。
自分が留学に関して、一番のメリットだと考えるのは、自分や日本と言う国を客観的に見られるようになることだと思う。
留学に行くまでは、自分のような育ち方や暮らし方が当たり前のものだと思っていた。
ところで、留学した時に出会った級友やスタッフのそれは全く違っていた。
母国で一日数百円と言うような収入で10人余りの家族が暮らしている中南米出身の級友が居た。
反面で家の中に50mプールや乗馬場を持つ広壮な屋敷に住んでいる人も居た。
皆、それぞれ独自の考えを持ち日々をエンジョイしながら生きていた。
そうした姿を見るにつけ、日本というのは本当に皆が中流で標準化された生活をしているし、そんなのは決してグローバルに見れば当たり前で無いと感じるようになった。
一種のカルチャー・ショックと言って良いだろう。
反面でデメリットとしては、帰国後に自分が何か他人とは違う凄い経験をした特別な人間という意識に陥ってしまった事だ。
当時はまだ留学する人自体がそれほど多くなく、留学から帰った人を周囲も特別な目で見てくれたという事が大きいのだろう。
ただこれは留学のデメリットと言うより、筆者が人間として未熟だったからと言うべきだ。
一度は留学した方が良いと考えている。

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